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戦術核演習で露に抗議声明 広島の被爆者7団体

 広島の被爆者7団体は24日、戦術核兵器の使用を想定した演習を始めたとするロシアに抗議声明を出した。演習と核による威嚇をただちにやめるよう訴えている。

 プーチン大統領宛ての声明では、ロシアを含む核兵器保有五大国の首脳が2022年に発表した「核戦争に勝者なし」などとする共同声明や、ロシアが署名、批准していない核兵器禁止条約に言及。「自国の利益、勝利にこだわり続けて全面核戦争に至れば、人類は全滅し、自らも滅びることを、指導者なら分かっているはず」と指摘する。

 ロシアは21日、ウクライナ侵攻の拠点となっている南部軍管区で、演習を開始したと明らかにした。

(2024年5月25日朝刊掲載)

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