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八幡市(京都) 平和首長会議に 国内未加盟 残り1市

 核兵器廃絶を目指す平和首長会議(会長・松井一実広島市長)は31日、京都府八幡市の加盟を発表した。1日付。国内で未加盟の市区町村は長崎県佐世保市の1市だけになる。

 事務局を務める広島平和文化センターによると、八幡市から4月下旬に加盟の申請があったという。昨年11月に就任した川田翔子市長が今年2月の市議会で「核兵器の廃絶、戦争のない平和な世界は人類の悲願。平和首長会議の取り組みや理念に賛同し、一定の理解を示すことができる」と述べていた。

 残る佐世保市は、中国新聞の取材に、加盟するかどうかを「検討中」とした。市には自衛隊が配備され、在日米軍も駐留しており「基地との共存共生が基本方針。市民の間にさまざまな意見がある」と説明した。広島平和文化センターは引き続き加盟を働きかける。

 1日時点の加盟は国内が1740市区町村、全体では166カ国・地域の8397都市になる。(下高充生)

(2024年6月1日朝刊掲載)

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