「若者の行動促す展開」 広島市 平和宣言骨子案示す
24年6月5日
広島市は4日、平和記念式典に向けて平和宣言の文案を検討する懇談会の第2回会合を市役所で開いた。国際情勢を踏まえ、平和の重要性を訴えて若者の行動を促すとの骨子案を松井一実市長が示し、おおむね賛同を得た。
識者たち7人が出席し、冒頭を除き非公開だった。終了後、取材に応じた松井市長は、為政者に核抑止政策からの転換を迫る上で「とりわけ若い方々にそういったことを考える、行動を促す展開をしたい」と強調。制定から75年を迎える広島平和記念都市建設法や、被爆者、著名人の言葉を宣言で紹介し、平和への思いを訴える考えを示した。
委員からは「著名人の言葉は日本人でも良いのでは」などの意見が出たという。松井市長は「被爆者、広島市の思いが国内外に伝わるよう、訴える力の強い平和宣言にしたい」と述べた。委員の意見を踏まえ、7月上旬の最終会合で文案を示す。(山下美波)
(2024年6月5日朝刊掲載)
識者たち7人が出席し、冒頭を除き非公開だった。終了後、取材に応じた松井市長は、為政者に核抑止政策からの転換を迫る上で「とりわけ若い方々にそういったことを考える、行動を促す展開をしたい」と強調。制定から75年を迎える広島平和記念都市建設法や、被爆者、著名人の言葉を宣言で紹介し、平和への思いを訴える考えを示した。
委員からは「著名人の言葉は日本人でも良いのでは」などの意見が出たという。松井市長は「被爆者、広島市の思いが国内外に伝わるよう、訴える力の強い平和宣言にしたい」と述べた。委員の意見を踏まえ、7月上旬の最終会合で文案を示す。(山下美波)
(2024年6月5日朝刊掲載)