イスラエル招待の方針維持 広島市長 長崎市と「思いは一緒」
24年6月6日
広島市の松井一実市長は5日の記者会見で、8月9日の平和祈念式典へのイスラエル政府代表の招待を見送っている長崎市の対応に関し「式典を円滑にするための努力をそれぞれの立場でやっている。思いは一緒だ」との認識を示した。広島市として6日の平和記念式典に招く方針は維持した。
松井市長はイスラエルを巡って長崎市の鈴木史朗市長と連絡を取ってきたと明かした。その上で各国を招くにあたり「対話を重視し、広島の地で被爆の実相を伝えられる状況設定ができるか考えている」と説明。ロシアを招待しないのは「式典が平穏にできるかどうかを判断した」と従来の見解を繰り返した。
会見ではほかに、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体が5月に開いたシンポジウムで西区民文化センターの使用を市が許可した点に言及。条例を基に地方自治法や最高裁判例を踏まえた扱いとし「今のところ問題はない」と述べた。
また、5月に起きたエディオンピースウイング広島(中区)のバックスタンド上部から約70キロの棒が客席に落下した事故について「心配をかけ、本当に申し訳ない」と陳謝した。(下高充生)
(2024年6月6日朝刊掲載)
松井市長はイスラエルを巡って長崎市の鈴木史朗市長と連絡を取ってきたと明かした。その上で各国を招くにあたり「対話を重視し、広島の地で被爆の実相を伝えられる状況設定ができるか考えている」と説明。ロシアを招待しないのは「式典が平穏にできるかどうかを判断した」と従来の見解を繰り返した。
会見ではほかに、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体が5月に開いたシンポジウムで西区民文化センターの使用を市が許可した点に言及。条例を基に地方自治法や最高裁判例を踏まえた扱いとし「今のところ問題はない」と述べた。
また、5月に起きたエディオンピースウイング広島(中区)のバックスタンド上部から約70キロの棒が客席に落下した事故について「心配をかけ、本当に申し訳ない」と陳謝した。(下高充生)
(2024年6月6日朝刊掲載)