素直な言葉で平和誓う 西区 小学6年生20人発表 大賞に石丸さん・加藤さん
24年6月9日
広島市内の児童が平和への思いを発表する「こどもピースサミット」が8日、コジマホールディングス西区民文化センターであった。作文の事前審査を通過した小学6年生20人が登壇。2人が大賞に決まり、8月6日の平和記念式典でこども代表として「平和への誓い」を読み上げる。(平田智士)
大賞に選ばれたのは八幡東小の石丸優斗さん(11)=佐伯区=と、祇園小の加藤晶さん(12)=安佐南区。石丸さんは「被爆者の話を聞くまで、地獄のような出来事や人々の苦しみを分かっていなかった」と振り返り、ウクライナやパレスチナで争いが続いていることに触れ「原子爆弾や戦争についてみんなが関心を持ち、知る努力が大事だ」と力を込めた。
加藤さんは、長崎市で入市被爆した曽祖父の体験を通し、戦争がもたらす悲惨さを強調。「平和と花の祭典」であるひろしまフラワーフェスティバル(FF)で仲間とダンスを披露した経験も紹介し、「お互いを尊重する気持ちが争いをなくし、平和につながる。平和は1人では実現できない。みんなで協力することで実現できる」と訴えた。
サミットは市教委が主催し、142校の1万424人が作文を寄せた。今回発表した20人は、22日に「平和への誓い」の文案を共に考える。
(2024年6月9日朝刊掲載)
大賞に選ばれたのは八幡東小の石丸優斗さん(11)=佐伯区=と、祇園小の加藤晶さん(12)=安佐南区。石丸さんは「被爆者の話を聞くまで、地獄のような出来事や人々の苦しみを分かっていなかった」と振り返り、ウクライナやパレスチナで争いが続いていることに触れ「原子爆弾や戦争についてみんなが関心を持ち、知る努力が大事だ」と力を込めた。
加藤さんは、長崎市で入市被爆した曽祖父の体験を通し、戦争がもたらす悲惨さを強調。「平和と花の祭典」であるひろしまフラワーフェスティバル(FF)で仲間とダンスを披露した経験も紹介し、「お互いを尊重する気持ちが争いをなくし、平和につながる。平和は1人では実現できない。みんなで協力することで実現できる」と訴えた。
サミットは市教委が主催し、142校の1万424人が作文を寄せた。今回発表した20人は、22日に「平和への誓い」の文案を共に考える。
(2024年6月9日朝刊掲載)