韓国人原爆犠牲者を慰霊 広島で在韓被爆者ら きょう国際討論会
24年6月8日
米軍の原爆投下責任を模擬裁判で問う「国際民衆法廷」に向けた討論会を前に、「原告」となる在韓被爆者や討論会の出席者が7日、広島市中区の平和記念公園にある韓国人原爆犠牲者慰霊碑を訪れた。韓国の市民団体などが慰霊祭を営み、約150人で追悼した。
黙とう後、父の徴用に伴い日本で生まれ、2歳の時に江波(中区)で被爆した韓国原爆被害者協会陜川(ハプチョン)支部の沈鎮泰(シム・ジンテ)支部長(81)らが慰霊碑に献花した。故郷を思う歌や犠牲者を悼む舞踊も披露された。
公園内の広島国際会議場であった意見交換では、民衆法廷で原告の一人となる沈支部長が「韓国の被爆者は、米国による原爆投下と日本による植民地支配の2重の被害者だ」と訴えた。
韓国の市民団体などは、2026年に米国での民衆法廷開催を目指す。討論会はその準備の一環で、8日午前9時から広島国際会議場であり、日米韓などの国際法などの専門家が米軍の原爆投下の違法性について議論する。(下高充生)
(2024年6月8日朝刊掲載)
黙とう後、父の徴用に伴い日本で生まれ、2歳の時に江波(中区)で被爆した韓国原爆被害者協会陜川(ハプチョン)支部の沈鎮泰(シム・ジンテ)支部長(81)らが慰霊碑に献花した。故郷を思う歌や犠牲者を悼む舞踊も披露された。
公園内の広島国際会議場であった意見交換では、民衆法廷で原告の一人となる沈支部長が「韓国の被爆者は、米国による原爆投下と日本による植民地支配の2重の被害者だ」と訴えた。
韓国の市民団体などは、2026年に米国での民衆法廷開催を目指す。討論会はその準備の一環で、8日午前9時から広島国際会議場であり、日米韓などの国際法などの専門家が米軍の原爆投下の違法性について議論する。(下高充生)
(2024年6月8日朝刊掲載)