平和大通り産 甘~い蜂蜜 世羅高、15日に販売
24年6月11日
世羅高(世羅町本郷)は15日、広島市中区の平和大通り一帯で取り組む養蜂で採れた蜂蜜を文化祭で初めて販売する。1カ月余りで想定を上回る約120キロを採取。売り上げの一部は、倒木が昨年相次いだ平和大通りの樹木の維持管理費として寄付する。
50グラム入り(600円)と150グラム入り(1500円)の2種類で、計約500個を用意。クロガネモチなどの蜜からできた蜂蜜は色が明るく、糖度は約80度と高い。水あめなどでかさ増ししておらず、花の香りも感じられるという。
同校農業経営科の生徒は2016年、町内の世羅大豊農園で蜂の飼育の手伝いを授業の一環で開始。昨年から、中区袋町周辺の住民や商店主でつくる「中一区187号線活性化委員会」と連携して平和大通りでの養蜂に取り組む。
5月1日にミツバチが入った巣箱をビルの屋上に置き、3年生が週に1度、現地を訪れて飼育管理に当たった。適度な気温が続いたためミツバチの動きが活発になったとみられ、多くの蜂蜜が採れたという。
平和大通りの街路樹は戦後、被爆した町の復興を願う国内外から寄せられた歴史がある。昨年は3月にクヌギが倒れて乗用車にぶつかる事故が発生。8月にもトチノキが折れ、腐食やシロアリ被害が確認された。
3年の坂村拓実さん(18)は「平和の歴史がある通りの活性化につながるなら、良い活動になると思う。蜂蜜100%の味を知ってほしい」と話している。(矢野匡洋)
(2024年6月11日朝刊掲載)
50グラム入り(600円)と150グラム入り(1500円)の2種類で、計約500個を用意。クロガネモチなどの蜜からできた蜂蜜は色が明るく、糖度は約80度と高い。水あめなどでかさ増ししておらず、花の香りも感じられるという。
同校農業経営科の生徒は2016年、町内の世羅大豊農園で蜂の飼育の手伝いを授業の一環で開始。昨年から、中区袋町周辺の住民や商店主でつくる「中一区187号線活性化委員会」と連携して平和大通りでの養蜂に取り組む。
5月1日にミツバチが入った巣箱をビルの屋上に置き、3年生が週に1度、現地を訪れて飼育管理に当たった。適度な気温が続いたためミツバチの動きが活発になったとみられ、多くの蜂蜜が採れたという。
平和大通りの街路樹は戦後、被爆した町の復興を願う国内外から寄せられた歴史がある。昨年は3月にクヌギが倒れて乗用車にぶつかる事故が発生。8月にもトチノキが折れ、腐食やシロアリ被害が確認された。
3年の坂村拓実さん(18)は「平和の歴史がある通りの活性化につながるなら、良い活動になると思う。蜂蜜100%の味を知ってほしい」と話している。(矢野匡洋)
(2024年6月11日朝刊掲載)