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式典招待「イスラエルも撤回を」 県被団協、広島市に訴え

 広島県被団協(箕牧(みまき)智之理事長)は10日、広島市が8月6日に開く平和記念式典への海外政府代表の招待を巡り、市に申し入れをした。「式典にあらゆる国を招待すべきだ」とした上で「ロシア、ベラルーシを招待しないのであれば、イスラエルは呼ぶべきではない」と訴えた。

 箕牧理事長たちが市役所を訪れ、担当者に要請書を手渡した。式典について「8月6日の出来事を世界に知ってもらい、追悼することで平和を追求する場にしなければならない」と主張。イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃で多くの子どもたちが亡くなっているとし、ロシアなどを呼ばない状況下ではイスラエルの招待も撤回するよう求めた。

 市は5月29日にイスラエルへの招待状を発送している。(下高充生)

(2024年6月11日朝刊掲載)

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