本川小資料館に防犯カメラ設置 被爆ガラス「持ち去り」受け
24年6月15日
本川小平和資料館(広島市中区)に展示されていた被爆資料1点がなくなった問題で、広島市教委は14日、館内に防犯カメラを設置した。
溶けたガラスなど約30点や被害の様子を写した写真が並ぶ1階の展示室全体が写る位置に、1台を取り付けた。トラブルがあった時に確認できるよう録画する。市教委指導第一課は「スタッフによる見回りなどの対策も続ける」としている。
行方が分からなくなったのは、地下1階に触れる状態で展示していた被爆資料の塊3点のうち、原爆投下後に熱で溶けたとされるガラスの1点。昨年11月にスタッフが気付き、市教委は今年2月に広島中央署へ被害届を出している。残る塊2点は1階展示室に移した。
本川小では原爆投下で児童や教職員約400人が亡くなった。資料館の2023年度の入館者数は約2万5千人。原爆資料館(中区)の付属展示施設として26年11月にリニューアルする。(下高充生)
(2024年6月15日朝刊掲載)
溶けたガラスなど約30点や被害の様子を写した写真が並ぶ1階の展示室全体が写る位置に、1台を取り付けた。トラブルがあった時に確認できるよう録画する。市教委指導第一課は「スタッフによる見回りなどの対策も続ける」としている。
行方が分からなくなったのは、地下1階に触れる状態で展示していた被爆資料の塊3点のうち、原爆投下後に熱で溶けたとされるガラスの1点。昨年11月にスタッフが気付き、市教委は今年2月に広島中央署へ被害届を出している。残る塊2点は1階展示室に移した。
本川小では原爆投下で児童や教職員約400人が亡くなった。資料館の2023年度の入館者数は約2万5千人。原爆資料館(中区)の付属展示施設として26年11月にリニューアルする。(下高充生)
(2024年6月15日朝刊掲載)