韓国医師 被曝医療学ぶ HICARE 広島で研修開始
24年6月18日
韓国の医師6人が放射線被曝(ひばく)医療について学ぶ研修が17日、広島市内で始まった。20日まで、被爆者支援に取り組む医師の講義や被爆者の体験を聞くなどし、在韓被爆者の医療体制の充実に生かす。
6人は大韓赤十字社の原爆被害者診療協定病院に勤務する。初日は原爆後障害研究の第一人者、鎌田七男・広島大名誉教授から放射線による人体への影響についての講義を受けた。「被爆者は生涯にわたって虐待を受けている」と伝えられた。
毎年、在韓被爆者の検診を実施しているソウル赤十字病院の内科長・李秀眞(イスジン)さん(42)は「同じ被爆者でも直接被爆や入市被爆に分けられると知り、病気の発症率にどのような違いが出るかに注目したい」と話した。
研修は広島県や広島市などでつくる放射線被曝者医療国際協力推進協議会(HICARE)が企画。1991年度に始めて以降、海外から受け入れた研修生は今回で計1823人となった。(山下美波)
(2024年6月18日朝刊掲載)
6人は大韓赤十字社の原爆被害者診療協定病院に勤務する。初日は原爆後障害研究の第一人者、鎌田七男・広島大名誉教授から放射線による人体への影響についての講義を受けた。「被爆者は生涯にわたって虐待を受けている」と伝えられた。
毎年、在韓被爆者の検診を実施しているソウル赤十字病院の内科長・李秀眞(イスジン)さん(42)は「同じ被爆者でも直接被爆や入市被爆に分けられると知り、病気の発症率にどのような違いが出るかに注目したい」と話した。
研修は広島県や広島市などでつくる放射線被曝者医療国際協力推進協議会(HICARE)が企画。1991年度に始めて以降、海外から受け入れた研修生は今回で計1823人となった。(山下美波)
(2024年6月18日朝刊掲載)