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■記者　東海右佐衛門直柄

　原爆資料館元館長で被爆者の高橋昭博さん（７７）＝広島市西区＝が２３日、オバマ米大統領に広島訪問を求める３度目の手紙を近く送ることを明らかにした。

　１月と４月に大統領に書簡を送ったが、返事はない。今回は米国とロシアが７月に戦略核弾頭削減で合意したことへの賛意を表明。さらに原爆で全身をやけどし、右手に障害が残った自らの体験を初めてつづり「当初は米国に憎しみを抱いたが、憎しみを乗り越えてこそ平和が待っていると気付いた」との思いを伝える。

（２００９年７月２４日朝刊掲載）

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