被爆80年へ「死力」 日本被団協 定期総会始まる
24年6月20日
日本被団協は19日、東京都内で定期総会を始めた。20日まで2日間の日程で、初日は木戸季市事務局長(84)が被爆80年となる来年に向けて「国内外で被爆への関心が高まるこの機を捉えて、死力を振り絞って立ち上がろう」と訴えた。
全国の被爆者団体から約90人が参加した。木戸氏は基調報告で被爆者が減る現状に触れ、被爆80年の意義を強調。核兵器の廃絶や原爆の被害に対する国家補償、政府の核兵器禁止条約への参加を求め、市民団体や国民と「反戦平和の世論を高めていく」と誓った。
広島県から訪れた箕牧(みまき)智之代表委員(82)はあいさつし、ウクライナやパレスチナ自治区ガザの戦火を踏まえて「子どもたちの命が奪われ、かわいそうでならない。戦争中の日本を思い出す」と述べた。
この日は、被爆2世の被団協への参加の在り方も議論。被爆者だけでなく、全ての核被害者を含めた運動に取り組む重要性を確認した。(宮野史康)
(2024年6月20日朝刊掲載)
全国の被爆者団体から約90人が参加した。木戸氏は基調報告で被爆者が減る現状に触れ、被爆80年の意義を強調。核兵器の廃絶や原爆の被害に対する国家補償、政府の核兵器禁止条約への参加を求め、市民団体や国民と「反戦平和の世論を高めていく」と誓った。
広島県から訪れた箕牧(みまき)智之代表委員(82)はあいさつし、ウクライナやパレスチナ自治区ガザの戦火を踏まえて「子どもたちの命が奪われ、かわいそうでならない。戦争中の日本を思い出す」と述べた。
この日は、被爆2世の被団協への参加の在り方も議論。被爆者だけでなく、全ての核被害者を含めた運動に取り組む重要性を確認した。(宮野史康)
(2024年6月20日朝刊掲載)