小頭症被爆者 78歳祝う きのこ会、東区で誕生会
24年6月23日
原爆小頭症の被爆者や家族たちでつくる「きのこ会」は22日、広島市東区の保養施設「神田山荘」で当事者たちの78歳の誕生会を開いた。オンライン参加を含む県内外の6人が支援者たち約40人から祝福を受けた。
ケーキに挿したろうそくの火を吹き消した後、刺しゅうや編み物など手作りの作品を披露しながら近況を報告。廿日市市の施設から訪れた賀村春男さんは「また会いましょう」と笑顔だった。
原爆小頭症の被爆者たちの写真ネガを原爆資料館(中区)へ昨年寄贈した重田雅彦さん(79)=安佐北区=も参加。「最初は写真を撮る手が震えていたのを思い出す。ずっと元気でいてください」と語りかけた。
小頭症被爆者は母親の胎内で強力な放射線を浴びたことが原因で、多くに知的、身体障害がある。きのこ会は1965年に発足し、11人の当事者が入っている。(川上裕)
(2024年6月23日朝刊掲載)
ケーキに挿したろうそくの火を吹き消した後、刺しゅうや編み物など手作りの作品を披露しながら近況を報告。廿日市市の施設から訪れた賀村春男さんは「また会いましょう」と笑顔だった。
原爆小頭症の被爆者たちの写真ネガを原爆資料館(中区)へ昨年寄贈した重田雅彦さん(79)=安佐北区=も参加。「最初は写真を撮る手が震えていたのを思い出す。ずっと元気でいてください」と語りかけた。
小頭症被爆者は母親の胎内で強力な放射線を浴びたことが原因で、多くに知的、身体障害がある。きのこ会は1965年に発足し、11人の当事者が入っている。(川上裕)
(2024年6月23日朝刊掲載)