ミャンマー 内戦前の日常写す 西区の浜井さん 29・30日 安芸太田で作品展
24年6月27日
「ミャンマーの寺・くらし・子ども」と題した写真展が29、30日、安芸太田町穴の正覚寺の本堂である。広島市西区の写真愛好家浜井洋子さん(80)が、国軍によるクーデター前の2018年10月に現地で撮影した学校や祭りの風景など約50点を展示する。
浜井さんは、ミャンマーでの学校づくりを支援する広島女学院中・高の同窓生有志の活動に参加。その一環で6年前、現地のヤンゴンなどを訪れた。文具を手に笑顔を見せる子どもたち、カラフルなバラが積まれた市場、手こぎ舟による厳かな祭り…。A3とA4サイズの写真には穏やかな様子が連なる。
そんな光景も21年2月のクーデターで一変。内戦状態に陥った現地は、地域によって外務省の渡航中止勧告が続き、浜井さんも18年以降訪れていないという。「軍政の現状とは違う、平和な日常が早く戻るといい」と願っている。写真展は正覚寺の法座の一環として開かれる。(与倉康広)
(2024年6月27日朝刊掲載)
浜井さんは、ミャンマーでの学校づくりを支援する広島女学院中・高の同窓生有志の活動に参加。その一環で6年前、現地のヤンゴンなどを訪れた。文具を手に笑顔を見せる子どもたち、カラフルなバラが積まれた市場、手こぎ舟による厳かな祭り…。A3とA4サイズの写真には穏やかな様子が連なる。
そんな光景も21年2月のクーデターで一変。内戦状態に陥った現地は、地域によって外務省の渡航中止勧告が続き、浜井さんも18年以降訪れていないという。「軍政の現状とは違う、平和な日常が早く戻るといい」と願っている。写真展は正覚寺の法座の一環として開かれる。(与倉康広)
(2024年6月27日朝刊掲載)