×

ニュース

油彩画や体験記 平和発信 廿日市で展示 来月15日まで

 「第28回はつかいち平和美術展」が7月15日(祝)まで、廿日市市下平良のはつかいち美術ギャラリーで開かれています。

 世界平和のメッセージを暖かい色彩の油彩画で発信する、広島市生まれで、イタリア・フィレンツェ在住の道原(どうばら)聡の作品約20点を展示。2010年に制作した「ゆうちゃんの三輪車」には、「原爆ドームが未来に向かって世界人類の平和の願いを照射していく愛のモニュメントになってほしい」との願いが込められています。

 原爆投下の約1カ月後に広島を襲った枕崎台風の被害に焦点を当てた展示もあります。柳田邦男の著書「空白の天気図」の直筆原稿や気象台員の被爆体験記などを紹介。気象観測者の視点から原爆被害に追い打ちをかけた災害について伝えています。

 入場無料。はつかいち美術ギャラリー☎0829(20)0222。

(2024年6月28日朝刊掲載)

年別アーカイブ