江津と北広島に騒音測定器新設 中国四国防衛局 米軍の訓練空域内
24年6月28日
中国四国防衛局が、島根県江津市桜江町と広島県北広島町の各1カ所へ新たに騒音測定器を設けた。いずれも西中国山地に広がる米軍の訓練空域「エリア567」内。米軍機の低空飛行訓練によるとみられる騒音を巡り、両市町や島根、広島両県からの要望に応じた。
江津市桜江町川越の川越地域コミュニティ交流センターと北広島町川小田の芸北小で、いずれも4月から計測を始めた。
江津では島根県が近隣の同市桜江町鹿賀に設けていた測定器が老朽化したため、市などでつくる対策協議会が代わりの測定器を町内へ据えるよう国に要望していた。鹿賀にあった県の測定器は3月末で計測を終了。北広島では町が測定器を設けてきたが、解析費用や運用の負担が重いことから、国に設置を求めていた。
両県のエリア567にある国の測定器は今回の増設で計10カ所になる。防衛局は「地域への影響を最小限にするため、騒音状況を把握し米軍側に実態を伝えていきたい」としている。(黒田健太郎)
(2024年6月28日朝刊掲載)
江津市桜江町川越の川越地域コミュニティ交流センターと北広島町川小田の芸北小で、いずれも4月から計測を始めた。
江津では島根県が近隣の同市桜江町鹿賀に設けていた測定器が老朽化したため、市などでつくる対策協議会が代わりの測定器を町内へ据えるよう国に要望していた。鹿賀にあった県の測定器は3月末で計測を終了。北広島では町が測定器を設けてきたが、解析費用や運用の負担が重いことから、国に設置を求めていた。
両県のエリア567にある国の測定器は今回の増設で計10カ所になる。防衛局は「地域への影響を最小限にするため、騒音状況を把握し米軍側に実態を伝えていきたい」としている。(黒田健太郎)
(2024年6月28日朝刊掲載)