被爆者に激励のスイカ贈る 東部広島青果卸売組合 安芸区のホーム訪問
24年7月3日
広島市中央卸売市場東部市場(安芸区)の仲卸業者10社でつくる東部広島青果卸売組合が2日、原爆養護ホーム「矢野おりづる園」(同)に尾道市因島産の小玉スイカやカーネーションの花束を贈った。
同園を訪問した住田郁生組合長(65)が「雨が降り続くが、夏に向けて体力をつけてください」とあいさつ。土井時子さん(90)と牧野綾子さん(84)に手渡した。「世界平和」の文字と花火の絵を彫ったトウガンと七夕飾り、消毒液も添えた。
入市被爆した父親を持つ被爆2世の住田組合長の発案で、2019年から夏はスイカ、冬はユズとカボチャを届けている。原爆投下時、川内国民学校(現川内小、安佐南区)6年で被爆者を救護した土井さんは「家の前でスイカを作っていたのを思い出した」と話していた。 (二井理江)
(2024年7月3日朝刊掲載)
同園を訪問した住田郁生組合長(65)が「雨が降り続くが、夏に向けて体力をつけてください」とあいさつ。土井時子さん(90)と牧野綾子さん(84)に手渡した。「世界平和」の文字と花火の絵を彫ったトウガンと七夕飾り、消毒液も添えた。
入市被爆した父親を持つ被爆2世の住田組合長の発案で、2019年から夏はスイカ、冬はユズとカボチャを届けている。原爆投下時、川内国民学校(現川内小、安佐南区)6年で被爆者を救護した土井さんは「家の前でスイカを作っていたのを思い出した」と話していた。 (二井理江)
(2024年7月3日朝刊掲載)