被爆ピアノ 4周年祝う音色 平和公園レストハウス リニューアル
24年7月8日
広島市中区の平和記念公園内の被爆建物レストハウスで7日、リニューアル4周年を記念したミニコンサートがあった。常設展示中の被爆ピアノとビオラが奏でる旋律に約70人が聞き入った。
ピアノ奏者の沖田千春さん(66)が19歳で被爆死した河本明子さんの遺品のピアノを演奏。夫でビオラ奏者の孝司さん(66)とともにエルガー作曲「愛のあいさつ」や美空ひばりさんの「川の流れのように」など9曲を情感を込めて披露した。
安芸区の大学3年汲地紗弥さん(20)は「音色を聴くと心が和やかになりますね」と満足していた。終了後に参加者はピアノに触れ、爆風で飛んだガラス片による傷などを確かめていた。
レストハウスは復元工事を経て2020年7月に再オープンした。今月13、14日には洋菓子店が出展するイベントもある。(伊藤友一)
(2024年7月8日朝刊掲載)
ピアノ奏者の沖田千春さん(66)が19歳で被爆死した河本明子さんの遺品のピアノを演奏。夫でビオラ奏者の孝司さん(66)とともにエルガー作曲「愛のあいさつ」や美空ひばりさんの「川の流れのように」など9曲を情感を込めて披露した。
安芸区の大学3年汲地紗弥さん(20)は「音色を聴くと心が和やかになりますね」と満足していた。終了後に参加者はピアノに触れ、爆風で飛んだガラス片による傷などを確かめていた。
レストハウスは復元工事を経て2020年7月に再オープンした。今月13、14日には洋菓子店が出展するイベントもある。(伊藤友一)
(2024年7月8日朝刊掲載)