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運動の歩み 来夏冊子へ 広島県被団協が総会 結成60年・被爆80年機に

 広島県被団協(佐久間邦彦理事長)は6日、広島市中区で総会を開いた。今年で結成60年、来年で被爆80年を迎えるのを機に、佐久間理事長は運動の歩みを記した冊子を来年8月6日までにまとめる考えを示した。

 佐久間理事長はあいさつで被爆者の高齢化に触れ「これからは2世、3世の運動が主になる」と述べ、記録の重要性を強調した。その上で「今後は分裂した被団協(箕牧(みまき)智之理事長)と一つになってやっていくことが必要だ」と述べた。

 役員たち約40人が出席。今後の活動方針として、核兵器禁止条約へ署名・批准するよう日本政府に要求▽被爆2世・3世への援護を含めた国家補償に基づく被爆者援護法制定の要請▽平和記念公園(中区)と米ハワイ州のパールハーバー国立記念公園との姉妹公園協定の撤回要請―などを確認した。(野平慧一)

(2024年7月7日朝刊掲載)

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