映画が伝える「ヒロシマ」 市立中央図書館で企画展
24年7月7日
広島の原爆被害をテーマにした映画に焦点を当てた企画展「ヒロシマと映画」が6日、広島市中区の市立中央図書館で始まった。1950年代~2020年代の約30作品に関連した本やポスター、映像など約180点を紹介し、製作の時代背景や舞台裏を伝えている。9月23日まで。無料。
多くの市民が協力して被爆の惨状を描いた「ひろしま」(53年)や、俳優の吉永小百合と渡哲也が主演した「愛と死の記録」(66年)は、随所に書き込みがある茶けた台本を展示。当時の映画雑誌なども並べ、製作の舞台裏や、作品に込めた製作者や出演者の思いを伝えている。
被爆者の手記や絵、原爆が投下された直後の写真のほか、国内外の情勢をまとめた年表や解説も見ることができる。世界各地で相次いだ核実験や原爆被害を描くことを難しくさせたプレスコードなど、それぞれの映画の時代背景も説明している。
兵庫県高砂市から家族旅行で訪れた小学6年山戸遥蒔(はるま)さん(12)は「原爆の悲惨さ、戦争の怖さを実感した。展示されている映画を見てみたい」と話していた。(小林可奈)
(2024年7月7日朝刊掲載)
多くの市民が協力して被爆の惨状を描いた「ひろしま」(53年)や、俳優の吉永小百合と渡哲也が主演した「愛と死の記録」(66年)は、随所に書き込みがある茶けた台本を展示。当時の映画雑誌なども並べ、製作の舞台裏や、作品に込めた製作者や出演者の思いを伝えている。
被爆者の手記や絵、原爆が投下された直後の写真のほか、国内外の情勢をまとめた年表や解説も見ることができる。世界各地で相次いだ核実験や原爆被害を描くことを難しくさせたプレスコードなど、それぞれの映画の時代背景も説明している。
兵庫県高砂市から家族旅行で訪れた小学6年山戸遥蒔(はるま)さん(12)は「原爆の悲惨さ、戦争の怖さを実感した。展示されている映画を見てみたい」と話していた。(小林可奈)
(2024年7月7日朝刊掲載)