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大学生が撮影 被爆者の証言 14日 中区で上映会

 東京の大学生が撮影した被爆者のドキュメンタリー映像の上映会が14日午後4時から、広島市中区土橋町のイベントスペース「kitokoi(樹と鯉)」である。

 作品は、早稲田大4年の古賀野々華さん(23)が西区の後東利治さん(85)の被爆証言を撮影した「あのプラタナスの木のように」(15分、2022年)。後東さんが6歳で被爆した天満小(西区)や生死を分けた友人の墓を訪ね、封印してきたあの日の記憶を語り始める姿を捉えた。

 2人の交流は、留学先の米国の高校が「きのこ雲」を校章にしていることに動画で違和感を訴えた古賀さんに、後東さんが感銘を受けて手紙を送ったのをきっかけに始まった。上映後は、2人の対談や被爆証言もある。

 参加無料(ドリンク注文が必要)。定員40人で事前予約制。樹と鯉☎080(3882)3805。

(2024年7月11日朝刊掲載)

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