被爆電車乗って惨禍学ぶ 幟町小6年生 橋や建物 痕跡巡る
24年7月12日
幟町小(広島市中区)の児童が11日、被爆した路面電車に乗って市内を巡り、原爆による被害や復興の歩みを学んだ。
6年生28人が、江波(現中区)付近で被爆し、当時の塗装を再現したグレーと青の車両の653号に乗車。広島駅(南区)から広電本社前(中区)を経由し、原爆ドーム前(同)まで移動した。動画を見たり、広島電鉄の担当者から説明を聞いたりし、被爆後の避難路になった荒神橋(南区)や、被爆建物の旧日本銀行広島支店(中区)を眺めた。
広電の千田車庫(同)に立ち寄り、被爆した変電所の解説も受けた。桒田潤平さん(12)は「今はきれいな町だが、悲惨な記憶があると改めて感じ、見方が変わった」と振り返った。
広電と中国放送が平和学習などを目的に2015年から取り組む事業の一環で、公募で幟町小を選んだ。12日もあり、残りの6年生が参加する。(下高充生)
(2024年7月12日朝刊掲載)
6年生28人が、江波(現中区)付近で被爆し、当時の塗装を再現したグレーと青の車両の653号に乗車。広島駅(南区)から広電本社前(中区)を経由し、原爆ドーム前(同)まで移動した。動画を見たり、広島電鉄の担当者から説明を聞いたりし、被爆後の避難路になった荒神橋(南区)や、被爆建物の旧日本銀行広島支店(中区)を眺めた。
広電の千田車庫(同)に立ち寄り、被爆した変電所の解説も受けた。桒田潤平さん(12)は「今はきれいな町だが、悲惨な記憶があると改めて感じ、見方が変わった」と振り返った。
広電と中国放送が平和学習などを目的に2015年から取り組む事業の一環で、公募で幟町小を選んだ。12日もあり、残りの6年生が参加する。(下高充生)
(2024年7月12日朝刊掲載)