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天台宗の僧侶 平和祈り法要 中区の原爆供養塔

 天台宗の僧侶による平和祈念法要が12日、平和記念公園(広島市中区)の原爆供養塔前であった。中四国地方の僧侶や檀(だん)信徒たち計約50人が参列し、平和への願いを新たにした。

 参列者は般若心経などを唱え、原爆による犠牲者を追悼した。導師を務めた天台宗総本山・比叡山延暦寺(大津市)前執行の水尾寂芳さんは「広島のこの地で平和への思いを一つにすることに意味がある。思いは受け継がれ、未来を変えてくれるはずだ」と説いた。

 法要は広島県内の天台宗寺院を所管する岡山教区と、山陰、四国教区が合同で開いた。被爆60年の2005年にスタートし、20回目。地元のカトリックや真言宗の宗教者たちも招いた。

(2024年7月13日朝刊掲載)

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