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騒音や安全 配慮求める 林氏 オスプレイ岩国配備巡り

 林芳正官房長官は16日の記者会見で、米軍岩国基地(岩国市)に米海軍が輸送機オスプレイを配備する計画に言及した。日米同盟に基づく抑止力向上などにつながるとの見方を示した上で「米側に引き続き、騒音や安全に最大限配慮するよう求めていく」と述べた。

 林氏は今回の計画を「最新型の航空機への更新」とし、「日米同盟の抑止力、対処力に対する米国の揺るぎないコミットメント(関与)を示す」と話した。墜落事故を繰り返す中で懸念される安全性に関しては、米国に「累次の機会に確認して問題ないと考えている」と説明。「飛行の安全確保が最優先だと日米間で確認している」と強調した。

 オスプレイの運用を巡って米側から「騒音を含め、地元に対するあらゆる努力および配慮を引き続き維持する」との説明を受けているとも明かした。具体的な配備の時期や規模は「米軍の運用に関わること」などと回答を避けた。(宮野史康)

(2024年7月17日朝刊掲載)

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