核兵器使用に懸念表明 広島市長 NPT準備委スピーチへ
24年7月17日
広島市の松井一実市長は16日の記者会見で、スイス・ジュネーブで22日に始まる核拡散防止条約(NPT)再検討会議の第2回準備委員会でするスピーチの概要を明らかにした。「現下の国際情勢で核兵器が条件次第で使える兵器に評価が変わっている」として、懸念を表明する。
松井市長は平和首長会議の会長として、23日の非政府組織(NGO)セッションで話す。原爆資料館(中区)の昨年度の入館者数が過去最多になったのを踏まえて「平和を愛する市民社会の輪が大きくなっている」と指摘し、為政者に向け「対話による外交努力で核軍縮・不拡散の確実な進展」を訴えるという。
出張は20~27日。国連軍縮担当上級代表の中満泉事務次長や準備委のアカン・ラクメトリン議長(カザフスタン)との面会のほか、平和首長会議ユースフォーラムの開催を予定する。(野平慧一)
(2024年7月17日朝刊掲載)
松井市長は平和首長会議の会長として、23日の非政府組織(NGO)セッションで話す。原爆資料館(中区)の昨年度の入館者数が過去最多になったのを踏まえて「平和を愛する市民社会の輪が大きくなっている」と指摘し、為政者に向け「対話による外交努力で核軍縮・不拡散の確実な進展」を訴えるという。
出張は20~27日。国連軍縮担当上級代表の中満泉事務次長や準備委のアカン・ラクメトリン議長(カザフスタン)との面会のほか、平和首長会議ユースフォーラムの開催を予定する。(野平慧一)
(2024年7月17日朝刊掲載)