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戦争の実態 各地で巡回展 原爆やビキニ被災伝える 東広島

 広島と長崎に投下された原爆の被害や戦争の悲惨さを伝える原爆展が16日、東広島市安芸津町の安芸津生涯学習センターで始まった。市原水協が企画し、今年で11回目。8月29日まで市内6カ所を巡回する。無料。

 今年は、米国によるマーシャル諸島ビキニ環礁での水爆実験で住民や静岡県焼津市のマグロ漁船第五福竜丸の乗組員らが被曝(ひばく)して70年になるのに合わせ、被害を紹介するパネルを展示。子どもたちに原爆の実相に触れてもらおうと、熱線を浴びた原爆瓦も並ぶ。

 綿岡志郎理事(73)は「世界各地で戦争が続き、核兵器の使用も危惧される。若い世代が関心を持ち、行動に移すきっかけになればうれしい」と話す。安芸津会場での展示は18日まで。(石井雄一)

 このほかの巡回場所は次の通り。

 19~21日、黒瀬生涯学習センター(黒瀬町菅田)▽23~25日、川上地域センター(八本松飯田)▽26~28日、道の駅湖畔の里福富(福富町久芳)▽8月19~23日、市役所▽同27~29日、呉信用金庫高屋支店のギャラリー(高屋町杵原)。

(2024年7月17日朝刊掲載)

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