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　米軍岩国基地（岩国市）に米海軍の輸送機オスプレイが配備される計画を巡り、岩国市内の二つの市民団体が１７日、安全面に問題があり基地の機能強化に当たるとして、計画に反対するよう岩国市に申し入れた。

　瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワークは海軍の発表を踏まえ、Ｃ２輸送機からオスプレイに交代することで航続距離や空中で他機に給油する能力などが強化されると指摘。「単純な機種更新ではない。多様な任務に就き、機数も増えると予想される。明らかに機能強化だ」と訴えた。

　住民投票を力にする会は、米国で海軍のオスプレイの構造上の欠陥が指摘されているとして「危険な機体であり、市民の安心安全が脅かされる」と配備を認めないよう市に求めた。

　市の石本英二・基地政策担当部長は「機数をはじめ、安全性や任務について近日中に国に文書で確認する」と答えた。（川村奈菜）

（２０２４年７月１８日朝刊掲載）