米国の高校生 被爆体験聞く 小倉さん証言
24年7月19日
米国の高校生16人が18日、広島市中区の平和記念公園を訪れ、被爆者の小倉桂子さん(86)=中区=から体験を聞いた。原爆投下がもたらした苦しみに触れた。
小倉さんは英語で証言。8歳の時に爆心地から2・4キロの牛田町(現東区)の自宅近くで被爆し、逃れてきた人から水を求められ、井戸水をくんで飲ませると息絶えた様子を伝えた。核兵器廃絶を望む被爆者が高齢化している現状に触れ、「自分にできることを見つけてほしい。他者や他国を知るのは世界平和を築く重要なステップだ」と呼びかけた。
AIG損害保険(東京)が主催する「高校生外交官」プログラムの一環で、今年で29回目。高校生は原爆ドームや原爆資料館も見学した。バージニア州の高校2年ソニア・チョルノドスキーさんは「さまざまな紛争の歴史を深く理解し、平和的な解決策を追求するリーダーになりたい」と意気込んだ。
(2024年7月19日朝刊掲載)
小倉さんは英語で証言。8歳の時に爆心地から2・4キロの牛田町(現東区)の自宅近くで被爆し、逃れてきた人から水を求められ、井戸水をくんで飲ませると息絶えた様子を伝えた。核兵器廃絶を望む被爆者が高齢化している現状に触れ、「自分にできることを見つけてほしい。他者や他国を知るのは世界平和を築く重要なステップだ」と呼びかけた。
AIG損害保険(東京)が主催する「高校生外交官」プログラムの一環で、今年で29回目。高校生は原爆ドームや原爆資料館も見学した。バージニア州の高校2年ソニア・チョルノドスキーさんは「さまざまな紛争の歴史を深く理解し、平和的な解決策を追求するリーダーになりたい」と意気込んだ。
(2024年7月19日朝刊掲載)