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　広島での活動が１１年になる「レクイエム・プロジェクト」（上田益代表）が、来年の被爆８０年にあたって開催するコンサートに向けて、新規団員を募集している。

　同プロジェクトは２００８年に神戸市で発足。その後、全国各地で合唱団を結成し、戦争や自然災害の犠牲者を歌声で追悼している。広島では現在約４０人の団員がいる。

　コンサートは来年５月２５日に広島市中区のエリザベト音楽大セシリアホールで開催。広島の被爆者で詩人の上田由美子さんが作詞、上田代表が作曲した混声合唱組曲「生きとし、生けるものへ」などを披露する。

　募集するのはソプラノ、アルト、テノール、バスの各パートで計２０人程度。中学生以上で、ラテン語の宗教曲の歌唱経験があることが望ましい。練習は月３回土曜日、中区の市男女共同参画推進センター（ゆいぽーと）などで。参加費は月額３千円、大学生・専門学校生以下は同１５００円、楽譜代は各自負担。公演の負担金はないが、集客への協力が必要。

　申し込みは同プロジェクトのホームページから。８月末まで募集しているが、各パートの定員に達し次第締め切る。問い合わせは上田代表☎０８０（５１８１）６６９２。

（２０２４年７月１９日朝刊掲載）