オスプレイ配備「反対」 岩国 集会に150人 事故を懸念
24年7月22日
米軍岩国基地(岩国市)への米海軍の輸送機オスプレイ配備計画などに反対する集会が21日、岩国市内であった。今月28日から九州・沖縄で始まる日米共同訓練には、同基地を拠点に海兵隊のオスプレイが参加する。約150人が安全面への不安の声を上げ、抗議した。
市内の市民団体などが企画し、訓練場所の陸上自衛隊日出生台(ひじゅうだい)演習場がある大分県や広島県内の市民も市役所前に集まった。岩国地域労連の即席湖文議長(65)が、昨年11月の鹿児島県・屋久島沖での墜落事故や年内に計画される岩国基地配備を踏まえ、オスプレイの問題について言及。「基地機能は強まる。事故を起こす可能性が高い」と配備反対を訴えた。
日本平和委員会の千坂純事務局長(67)は日米共同訓練に触れ、「九州や沖縄を守るのではなく、戦場に見立てている。隊員の輸送にオスプレイが使われる。多くの死傷者を出した機体で、事故原因も公表されていない」と指摘した。
参加者全員で「怒」と書いた紙を掲げ、集会後には「オスプレイの飛行を許さない」などと声を上げながら、岩国市内を約1キロデモ行進した。(有岡英俊)
(2024年7月22日朝刊掲載)
市内の市民団体などが企画し、訓練場所の陸上自衛隊日出生台(ひじゅうだい)演習場がある大分県や広島県内の市民も市役所前に集まった。岩国地域労連の即席湖文議長(65)が、昨年11月の鹿児島県・屋久島沖での墜落事故や年内に計画される岩国基地配備を踏まえ、オスプレイの問題について言及。「基地機能は強まる。事故を起こす可能性が高い」と配備反対を訴えた。
日本平和委員会の千坂純事務局長(67)は日米共同訓練に触れ、「九州や沖縄を守るのではなく、戦場に見立てている。隊員の輸送にオスプレイが使われる。多くの死傷者を出した機体で、事故原因も公表されていない」と指摘した。
参加者全員で「怒」と書いた紙を掲げ、集会後には「オスプレイの飛行を許さない」などと声を上げながら、岩国市内を約1キロデモ行進した。(有岡英俊)
(2024年7月22日朝刊掲載)