AICJ高生 被曝医療学ぶ HICAREが講座
24年7月20日
広島県や広島市などでつくる放射線被曝(ひばく)者医療国際協力推進協議会(HICARE)は19日、安佐南区のAICJ高で被曝医療に関する出前講座を開いた。
有志の1~3年18人が受講。広島大原爆放射線医科学研究所(原医研)の田代聡教授(放射線生物学)が、がんによる死亡リスクと被曝線量の関係、被爆者から確認された染色体の異常などについて解説した。
また、CTの普及で日本は医療被曝が多いと指摘し、「CTの利益とリスクの両方を考えないといけない」と説明。東京電力福島第1原発事故後に現地で実施した医療支援や、国際原子力機関(IAEA)と取り組んでいる人材育成の事業も紹介した。
医療従事者を目指している1年志水里帆さん(16)は「放射線という観点から平和を考える良い機会になった。医学への関心も高まった」と話した。
(2024年7月20日朝刊掲載)
有志の1~3年18人が受講。広島大原爆放射線医科学研究所(原医研)の田代聡教授(放射線生物学)が、がんによる死亡リスクと被曝線量の関係、被爆者から確認された染色体の異常などについて解説した。
また、CTの普及で日本は医療被曝が多いと指摘し、「CTの利益とリスクの両方を考えないといけない」と説明。東京電力福島第1原発事故後に現地で実施した医療支援や、国際原子力機関(IAEA)と取り組んでいる人材育成の事業も紹介した。
医療従事者を目指している1年志水里帆さん(16)は「放射線という観点から平和を考える良い機会になった。医学への関心も高まった」と話した。
(2024年7月20日朝刊掲載)