「平和に核不要」禎子さんに誓う 児童生徒ら「碑前祭」
24年7月23日
広島市中区の平和記念公園にある原爆の子の像の「碑前祭」が22日、広島国際会議場であった。暑さ対策のため今年は碑前から会場を変更し、市内11小中学の児童生徒たち計約360人が参加。像のモデルとなった佐々木禎子さんを悼み、平和への誓いを新たにした。
黙とう後、禎子さんが通う予定だった幟町中(中区)の1年生約90人が平和への願いを込めた群読を披露。各校の代表者が会場前方に折り鶴をささげた。同校生徒会長の3年浜川めいさん(14)が平和アピールを読み上げ、ロシアによるウクライナ侵攻などに触れて「世界平和に核は要らない」と訴えた。終了後、折り鶴は碑前に手向けられた。
禎子さんは幟町小に通っていたが、被爆10年後の12歳の時に白血病で亡くなった。碑前祭は幟町中が主催し、36回目。平和委員長の3年松藤凜さん(14)は「原爆被害を自分ごととして考え、祈ることができた」と話した。
(2024年7月23日朝刊掲載)
黙とう後、禎子さんが通う予定だった幟町中(中区)の1年生約90人が平和への願いを込めた群読を披露。各校の代表者が会場前方に折り鶴をささげた。同校生徒会長の3年浜川めいさん(14)が平和アピールを読み上げ、ロシアによるウクライナ侵攻などに触れて「世界平和に核は要らない」と訴えた。終了後、折り鶴は碑前に手向けられた。
禎子さんは幟町小に通っていたが、被爆10年後の12歳の時に白血病で亡くなった。碑前祭は幟町中が主催し、36回目。平和委員長の3年松藤凜さん(14)は「原爆被害を自分ごととして考え、祈ることができた」と話した。
(2024年7月23日朝刊掲載)