広島市 平和記念式典 荒天なら屋内開催に
24年7月24日
広島市は23日、8月6日に平和記念公園(中区)の原爆慰霊碑前で営む平和記念式典について、台風や大雨などの荒天が予想される場合は屋内で規模を縮小して開催する方針を明らかにした。対応を事前に定めるのは初めて。昨年、長崎市が台風接近に伴い8月9日の式典を屋内開催に変更した経緯を踏まえた。
広島市は屋内会場として公園内にある広島国際会議場の「フェニックスホール」と「ヒマワリ」の計2200席を想定。天気予報や台風の進路予想から式典の3日前をめどに判断する。屋内の場合、来賓や一般市民は参列せず、主催者だけで営む。
市市民活動推進課によると、式典は1947年に前身の平和祭が始まって以降、朝鮮戦争が起きた50年を除き毎年挙行。屋内開催はないという。同課は「被爆者が高齢化し、警報級の災害が頻発する中、参列者の安全を第一に判断する」とした。(野平慧一)
(2024年7月24日朝刊掲載)
広島市は屋内会場として公園内にある広島国際会議場の「フェニックスホール」と「ヒマワリ」の計2200席を想定。天気予報や台風の進路予想から式典の3日前をめどに判断する。屋内の場合、来賓や一般市民は参列せず、主催者だけで営む。
市市民活動推進課によると、式典は1947年に前身の平和祭が始まって以降、朝鮮戦争が起きた50年を除き毎年挙行。屋内開催はないという。同課は「被爆者が高齢化し、警報級の災害が頻発する中、参列者の安全を第一に判断する」とした。(野平慧一)
(2024年7月24日朝刊掲載)