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平和公園のポール新設 アルミ製 市、きょうから国旗掲揚

 広島市は23日、平和記念公園(中区)の原爆慰霊碑そばに国旗掲揚ポールを新設した。昨年11月の強風で従来あった木製が折れ、旗ポール製造のサンポール(同)から寄贈を受けたアルミ製に代えた。24日から国旗を掲げる。

 約10人が作業した。クレーン車で長さ18メートルのポールをつり上げ、真っすぐになるように調整。その後、根元を砂やモルタルで固めた。同社の山根令社長は「広島の象徴的な場所で、世界から多くの人が集まる場所に設置させてもらい、光栄だ」と語った。

 木製ポールは1982年に広島木材青年経営者協議会(南区)から贈られた外国産ベイマツ製で、同年に設置された。昨年11月に滑車を取り付ける金属製の先端部分が折れた。市は復旧策を協議会と話し合ってきたが、同じサイズの木材が現在は手に入らず、強度も考慮してアルミ製にした。(下高充生)

(2024年7月24日朝刊掲載)

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