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　広島市中区の平和記念公園で、被爆アオギリのそばにある「アオギリのうた」の自動演奏装置が故障していることが２４日、分かった。市は原爆の日までの復旧を目指す。

　市によると、演奏開始ボタンを押しても童謡調の歌が流れなくなっている。この日、園内の警備員からの連絡で把握したが、いつから作動していないか不明。「故障中」の張り紙をし、業者へ原因の調査と復旧を依頼するという。

　市は、修学旅行生による樹木への落書き対策として２００２年に感想文の記載台（高さ約７０センチ、幅６０センチ、奥行き６５センチ）を設置し、自動演奏装置も搭載。歌詞プレートも備え付けてある。整備費は２００万円。（野平慧一）

（２０２４年７月２５日朝刊掲載）