×

ニュース

県民会議 今月末で解散 広島サミット 全事業が終了

 広島市で昨年5月にあった先進7カ国首脳会議(G7サミット)の開催を支えるため、広島県内の官民が発足させた「広島サミット県民会議」が今月31日で解散する。5月に展示施設「G7広島サミット記念館」が中区の平和記念公園内に開館し、事業を全て終えた。

 県民会議は2022年7月に発足。事務局職員は最大71人で広島サミットでは平和や広島の魅力の発信も担った。開催後は徐々に態勢を縮小し、今年3月末に広島商工会議所ビル(中区)の事務所を引き払っていた。

 今月29日に書面審査で23、24年度決算と解散議案を承認する予定。総収入は県と市が折半で負担し、6億1500万円。このうち158万円が余ったため、県と市に半分ずつ返還する。

 県地域政策総務課は「サミット開催への協力に感謝している。記念館に足を運び、当時の記憶を思い起こしてほしい」としている。(河野揚)

(2024年7月25日朝刊掲載)

年別アーカイブ