79年前の軍艦犠牲者に平和誓う 「大淀」慰霊碑で追悼式 大柿
24年7月26日
1945年7月、江田島市の江田島湾で停泊中に米軍機の爆撃で大破し、乗組員たち270人余りが犠牲になった旧海軍の軽巡洋艦大淀の戦没者追悼式が24日、同市大柿町の慰霊碑前であった。飛渡瀬自治会の主催で72回目。
地元住民や海上自衛隊第1術科学校の関係者たち約70人が参列。同自治会の中野文彦会長(76)が「戦争の惨状を後世に伝え、平和を願いたい」とあいさつ。同校教官によるラッパ演奏や子どもたちの「平和の誓い」などの後、参列者が焼香した。
当時、乗組員の救助や弔いに当たった住民が51年から営んでいる。今年は全国の元乗組員や遺族たちでつくる軍艦大淀会の8人も参列。小渕洋一郎会長(69)=宮城県=は「長く供養してくださっている地元の人たちに心から感謝したい」と話した。(楠信一)
(2024年7月26日朝刊掲載)
地元住民や海上自衛隊第1術科学校の関係者たち約70人が参列。同自治会の中野文彦会長(76)が「戦争の惨状を後世に伝え、平和を願いたい」とあいさつ。同校教官によるラッパ演奏や子どもたちの「平和の誓い」などの後、参列者が焼香した。
当時、乗組員の救助や弔いに当たった住民が51年から営んでいる。今年は全国の元乗組員や遺族たちでつくる軍艦大淀会の8人も参列。小渕洋一郎会長(69)=宮城県=は「長く供養してくださっている地元の人たちに心から感謝したい」と話した。(楠信一)
(2024年7月26日朝刊掲載)