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Eピース開業から半年 サンフレ仙田社長に聞く 「ヒロパ」との相乗効果に期待

独1部とピースマッチ 平和発信に力
r>  エディオンピースウイング広島(広島市中区)は8月1日、開業から半年を迎える。同日には商業施設「ヒロパ」を含むスタジアム一帯の「ひろしまスタジアムパーク」が全面開業。スタジアムではドイツ1部シュツットガルトとの国際親善試合が「ピースマッチ」として行われる。スタジアム指定管理者でJ1広島の仙田信吾社長に、現状と展望などを聞いた。(山本堅太郎) r>r>   rong>―リーグ戦の観客動員は12試合で30万人を突破するなど好調です。rong>r>  2月の開幕前には本当に満員になるのかという不安があったが、スタジアムを待ちわびた方々の歓声、拍手が毎試合、最高の雰囲気をつくってくれている。ファミリーの皆さまのおかげだ。 r>r>   rong>―課題意識を持っている「試合日以外のにぎわいづくり」の現状は。rong>r>  スタジアムは会議やパーティーなど高い稼働率を出せている。6月には近隣住民を招待し、南一誠さんのコンサートを開催。パブリックビューイングやビアガーデンも好評で、ヒロパがオープンすれば、さらに相乗効果が生まれるだろう。 r>r>  一方、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)2など9月以降の日程がまだ確定しない。芝の養生時期、興行で活用できる時期が見通せない。興行的にも、スタジアムの管理運営的にも難しさを感じている。 r>r>   rong>―これまで8月6日前後のリーグ戦で催していた「ピースマッチ」を、今年はシュツットガルト戦で実施する理由を教えてください。rong>r>  昨年1月、知人の紹介でシュツットガルト幹部と会ったことがきっかけだ。第2次世界大戦時、ドイツで最も空襲被害がひどかった地域であり、広島とピースマッチをやりたいという申し出だった。今年2月にもスタジアムを訪れ、やりたいと言ってくれた。 r>r>  世界を見渡せば、ウクライナなど悲劇は尽きない。シュツットガルトも今こそ平和を発信する必要性を感じている。広島はサッカーの力で被爆から立ち上がった。サッカーを通じた世界恒久平和の発信は、被爆地のスタジアムとしての使命だ。 r>r> (2024年7月26日朝刊掲載)

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