若手記者 被爆実態学ぶ ヒロシマ講座開始 10人参加
24年7月30日
全国の若手記者を広島市に招き、被爆の実態を学んでもらう市主催のジャーナリスト研修「ヒロシマ講座」が28日、中区で始まった。北海道から沖縄までのブロック紙と地方紙の20、30代の記者計10人が参加。11日間の日程で、被爆者から体験を聞いたり、8月6日の平和記念式典に参列したりする。
初日は、ピースボランティアの案内で平和記念公園(中区)内の慰霊碑を巡った。被爆当時、公園一帯が繁華街だった歴史などの説明を受け、熱心にメモを取っていた。原爆ドームの内部も特別に見学。市が進める被爆体験伝承者の養成事業についても、伝承者や市職員から説明を受けた。
講座は7日まで。原爆資料館を見学したり、原爆展を開く市民グループの話を聞いたりする。自由時間には、地元ゆかりの被爆者や遺族を取材するなどして記事を書く。
秋田魁新報社(秋田市)の三浦正基記者(27)は「秋田でも空襲の記憶の語り手が少なくなっている。広島で伝承のヒントを探りたい」と話していた。講座は2002年から広島市が毎年開き、昨年までに計191人が受講している。(坂本顕)
(2024年7月29日朝刊掲載)
初日は、ピースボランティアの案内で平和記念公園(中区)内の慰霊碑を巡った。被爆当時、公園一帯が繁華街だった歴史などの説明を受け、熱心にメモを取っていた。原爆ドームの内部も特別に見学。市が進める被爆体験伝承者の養成事業についても、伝承者や市職員から説明を受けた。
講座は7日まで。原爆資料館を見学したり、原爆展を開く市民グループの話を聞いたりする。自由時間には、地元ゆかりの被爆者や遺族を取材するなどして記事を書く。
秋田魁新報社(秋田市)の三浦正基記者(27)は「秋田でも空襲の記憶の語り手が少なくなっている。広島で伝承のヒントを探りたい」と話していた。講座は2002年から広島市が毎年開き、昨年までに計191人が受講している。(坂本顕)
(2024年7月29日朝刊掲載)