被爆79年 広島の各局特番 あの日の記憶と記録 どう継承
24年7月27日
間もなく被爆79年の8月6日を迎える。ヒロシマの記憶と記録を次世代へどう引き継ぐか―。広島県内の各放送局は8月、地道な活動に情熱を傾ける人々の使命感や、資料に託された願いに光を当てる特別番組を放送する。(渡辺敬子)
■テレビ
中国放送は6日午前10時40分から、「ヒロシマの記録~“地上の地獄”は映像に遺(のこ)された」を放送する。原爆投下2カ月後に撮影された記録映像を検証し、その中に写る人々の戦後の営みを追う。映像をカラー化する取り組みも紹介する。
NHK広島放送局は6日午後10時から総合で、NHKスペシャル「原爆〝いのちの塔〟~ドキュメント広島赤十字病院(仮)」を全国放送。被爆当時の病院長で元陸軍軍医の竹内釼(けん)さんが残した手帳を基に、被爆直後の現場を追体験する。
広島ホームテレビのテレメンタリー2024「92歳 私の仕事~被爆者サーロー節子」は6日午前9時55分から。13歳で被爆したサーローさんへのカナダでの取材を中心に、生き方の原点や未来へ託す思いを過去の映像と共に伝える。ナレーションは尾野真千子。
広島テレビは5日午前1時5分(4日深夜)から、NNNドキュメント’24「生かされて 原爆投下79年目の決意」を全国放送。92歳の才木幹夫さんは今年、初めて被爆体験を証言した。生き残った罪悪感から、記憶にふたをしていた才木さん。証言へ駆り立てた使命感に迫る。
テレビ新広島の「託されし人たち~被爆79年 約束の時」は6日午前9時50分から。高齢化する被爆者の記憶や体験を語り継ぐ「伝承者」として活動する3人に密着する。細川洋さん、矢木慶子さん、増本夏海さん。それぞれの悩みや思いを通じ、平和のバトンを渡す意味を探る。
■ラジオ
中国放送のラジオ番組「広島という名のもとに」は6日正午から。横山雄二アナウンサーが、被爆地を巡る通説や表現に新しい視点から迫る。
NHKラジオ第1では「母の願い 未来へつなぐタクト~指揮者・山下一史のヒロシマ」が6日午前9時5分から。山下さんの音楽活動の原点、母博子さんの被爆体験を朗読とドラマでつづる。
(2024年7月27日朝刊掲載)
■テレビ
中国放送は6日午前10時40分から、「ヒロシマの記録~“地上の地獄”は映像に遺(のこ)された」を放送する。原爆投下2カ月後に撮影された記録映像を検証し、その中に写る人々の戦後の営みを追う。映像をカラー化する取り組みも紹介する。
NHK広島放送局は6日午後10時から総合で、NHKスペシャル「原爆〝いのちの塔〟~ドキュメント広島赤十字病院(仮)」を全国放送。被爆当時の病院長で元陸軍軍医の竹内釼(けん)さんが残した手帳を基に、被爆直後の現場を追体験する。
広島ホームテレビのテレメンタリー2024「92歳 私の仕事~被爆者サーロー節子」は6日午前9時55分から。13歳で被爆したサーローさんへのカナダでの取材を中心に、生き方の原点や未来へ託す思いを過去の映像と共に伝える。ナレーションは尾野真千子。
広島テレビは5日午前1時5分(4日深夜)から、NNNドキュメント’24「生かされて 原爆投下79年目の決意」を全国放送。92歳の才木幹夫さんは今年、初めて被爆体験を証言した。生き残った罪悪感から、記憶にふたをしていた才木さん。証言へ駆り立てた使命感に迫る。
テレビ新広島の「託されし人たち~被爆79年 約束の時」は6日午前9時50分から。高齢化する被爆者の記憶や体験を語り継ぐ「伝承者」として活動する3人に密着する。細川洋さん、矢木慶子さん、増本夏海さん。それぞれの悩みや思いを通じ、平和のバトンを渡す意味を探る。
■ラジオ
中国放送のラジオ番組「広島という名のもとに」は6日正午から。横山雄二アナウンサーが、被爆地を巡る通説や表現に新しい視点から迫る。
NHKラジオ第1では「母の願い 未来へつなぐタクト~指揮者・山下一史のヒロシマ」が6日午前9時5分から。山下さんの音楽活動の原点、母博子さんの被爆体験を朗読とドラマでつづる。
(2024年7月27日朝刊掲載)