安芸区瀬野川の原爆死没者追悼 住民や児童ら100人
24年7月27日
広島市安芸区瀬野川地区の原爆死没者追悼式が26日、中野第二公園(同区中野3丁目)の追悼碑前であった。地区の小中学生や住民たち約100人が参列し、平和への誓いを新たにした。
県被団協の佐久間邦彦理事長(79)があいさつ。生後9カ月で爆心地から3キロの己斐町(現広島市西区)で被爆した体験を語り、「軍事力で平和は築けない。二度と原爆の生き地獄を味わうことのないよう力を合わせよう」と呼びかけた。
畑賀小6年中井寛太さん(12)と瀬野川中3年小野柚希さん(14)は平和への誓いを発表。「命や自由、平和な暮らしを守るために身近なことから始めたい」などと述べた。その後、地区の7小中学校の子どもたちが折り鶴を碑前にささげ、参列者全員で献花した。
追悼式は、瀬野川地区原爆被害者の会が被爆50年を前に追悼碑を建立した1994年から毎年行っている。同地区では学徒動員などで172人が被爆死したとされる。
(2024年7月27日朝刊掲載)
県被団協の佐久間邦彦理事長(79)があいさつ。生後9カ月で爆心地から3キロの己斐町(現広島市西区)で被爆した体験を語り、「軍事力で平和は築けない。二度と原爆の生き地獄を味わうことのないよう力を合わせよう」と呼びかけた。
畑賀小6年中井寛太さん(12)と瀬野川中3年小野柚希さん(14)は平和への誓いを発表。「命や自由、平和な暮らしを守るために身近なことから始めたい」などと述べた。その後、地区の7小中学校の子どもたちが折り鶴を碑前にささげ、参列者全員で献花した。
追悼式は、瀬野川地区原爆被害者の会が被爆50年を前に追悼碑を建立した1994年から毎年行っている。同地区では学徒動員などで172人が被爆死したとされる。
(2024年7月27日朝刊掲載)