「平和の鐘」 中区竹屋に 国連本部のレプリカ 地区社協に贈られる 4日の慰霊式典で披露
24年7月27日
米ニューヨークの国連本部にある「平和の鐘」のレプリカが、広島市中区の竹屋地区社会福祉協議会に贈られた。8月4日に竹屋小である地元住民の原爆慰霊式典でお披露目する予定で、その後も地区の行事などで活用する。
贈ったのは一般社団法人「国連平和の鐘を守る会」(東京都)。不戦と世界平和を願って国連に鐘を寄贈した元愛媛県宇和島市長の故中川千代治さんの遺志を継ぎ、国内外にレプリカを届ける活動の一環だ。活動を知った竹屋小PTA会長の鈴木弘道さん(39)が、地区で活用したいと守る会に依頼して実現した。
同小で19日に贈呈式があり、中川さんの娘で守る会の代表高瀬聖子さん(76)も参加。鈴木さんは「自分の周りの人と仲良くする。そういう小さな行動が平和をつくる第一歩。この鐘を通して平和を大切にする気持ちを持ち続けてほしい」とあいさつしていた。
守る会はこれまでロシアやウクライナの大使館、広島市など自治体に届けてきたが、民間団体に贈るのは初めてという。(重田晴香)
(2024年7月27日朝刊掲載)
贈ったのは一般社団法人「国連平和の鐘を守る会」(東京都)。不戦と世界平和を願って国連に鐘を寄贈した元愛媛県宇和島市長の故中川千代治さんの遺志を継ぎ、国内外にレプリカを届ける活動の一環だ。活動を知った竹屋小PTA会長の鈴木弘道さん(39)が、地区で活用したいと守る会に依頼して実現した。
同小で19日に贈呈式があり、中川さんの娘で守る会の代表高瀬聖子さん(76)も参加。鈴木さんは「自分の周りの人と仲良くする。そういう小さな行動が平和をつくる第一歩。この鐘を通して平和を大切にする気持ちを持ち続けてほしい」とあいさつしていた。
守る会はこれまでロシアやウクライナの大使館、広島市など自治体に届けてきたが、民間団体に贈るのは初めてという。(重田晴香)
(2024年7月27日朝刊掲載)