大阪の高校生に平和公園ガイド 賀茂高生5人 碑巡り
24年7月30日
東広島市の賀茂高の1年生が29日、広島市中区の平和記念公園一帯で、大阪から平和学習に訪れた高校生の碑巡りでガイドを務めた。原爆ドームや原爆慰霊碑などを案内し、原爆の悲惨さと平和の尊さを継承していく大切さを伝えた。
ガイドを務めたのは、上野翔伍(しょうご)さんと岡村啓人さん、堀田悠哉さん、三森優莉菜さん、百出麗奈さん=いずれも(15)=の5人。大阪府立松原高(松原市)の1、2年生計18人を原爆投下の目標とされた相生橋や原爆ドームに案内した。
同高の前身の賀茂高等女学校の生徒が救護に向かったという本川小も対岸から紹介。三森さんは「当時の生徒が懸命に救護活動に当たった」と説明した。松原高2年の岩田ゆみさん(16)は「伝える側の思いを強く感じ、一つ一つの碑を深く学ぶことができた」と話していた。
賀茂高は2年前から、東広島市原爆被爆資料保存推進協議会が開く「平和学習バス」で小中学生の碑巡りのガイドを務めている。準備の様子をテレビ報道で知った関係者から賀茂高に打診があった。上野さんは「同世代が平和を一緒に考える、とてもいい機会になった」と振り返っていた。(石井雄一)
(2024年7月30日朝刊掲載)
ガイドを務めたのは、上野翔伍(しょうご)さんと岡村啓人さん、堀田悠哉さん、三森優莉菜さん、百出麗奈さん=いずれも(15)=の5人。大阪府立松原高(松原市)の1、2年生計18人を原爆投下の目標とされた相生橋や原爆ドームに案内した。
同高の前身の賀茂高等女学校の生徒が救護に向かったという本川小も対岸から紹介。三森さんは「当時の生徒が懸命に救護活動に当たった」と説明した。松原高2年の岩田ゆみさん(16)は「伝える側の思いを強く感じ、一つ一つの碑を深く学ぶことができた」と話していた。
賀茂高は2年前から、東広島市原爆被爆資料保存推進協議会が開く「平和学習バス」で小中学生の碑巡りのガイドを務めている。準備の様子をテレビ報道で知った関係者から賀茂高に打診があった。上野さんは「同世代が平和を一緒に考える、とてもいい機会になった」と振り返っていた。(石井雄一)
(2024年7月30日朝刊掲載)