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報道陣にオスプレイ公開 米海兵隊 岩国基地で「安全性」説明

 在日米海兵隊は30日、岩国基地(岩国市)を拠点にして日米共同訓練に参加している輸送機オスプレイを同基地で報道陣に公開した。昨年11月に岩国基地を飛び立った横田基地(東京都)所属の空軍機が鹿児島県・屋久島沖で墜落した事故を受け、安全を確認するための飛行手順が追加、見直しされ、確実に実行していると説明した。

 担当者が空中で別の機体に給油できる機体の特徴や約20人が搭乗できる機内について解説。海兵第265中型ティルトローター飛行中隊のパイロットは「飛行前に確認しなければいけない手順は何千とある。細かな手順を丁寧に確実に行うことを心がけている」と話した。

 日米共同訓練は28日に始まり、8月7日まで九州・沖縄である。普天間飛行場(沖縄県)から岩国基地に飛来した海兵隊のオスプレイ6機が同基地を拠点に訓練に参加している。

 在日米軍の輸送機オスプレイは現在、普天間飛行場に海兵隊機、横田基地に空軍機が配備されている。岩国基地には、年内に国内で初めて海軍機が配備される見込みとなっている。(川村奈菜)

(2024年7月31日朝刊掲載)

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