平和の碑 そばに憲法9条 豊平「被爆者の会」清掃に合わせ看板披露
24年7月31日
北広島町豊平地域の「豊平原爆被爆者の会」(箕牧智之会長)は30日、同町戸谷の「平和の碑」周辺を清掃した。会員の被爆者と被爆2世の計11人が参加。来年の被爆80年を前にそばに設置した憲法9条の看板をお披露目した。
「平和」と刻まれた石碑は高さ、幅ともに約4メートル。水で汚れを洗い流し、そばの広場の草抜きや雑木の枝刈りにも取り組んだ。清掃後には一人一人が碑前に献花した。
新設した看板は縦75センチ、横100センチ。戦争放棄の条文を改めて掲げた。箕牧会長は「被爆80年を控え、戦争反対の意志を示し続けよう」と力を込めた。
同会の会員数は約150人。高齢化が進み、昨年から被爆2世も清掃に加わる。広島市安佐北区で胎内被爆した同町都志見の農業小里祥子さん(78)は「母を含め亡くなった被爆者の人を思いながら作業した」と話していた。(与倉康広)
(2024年7月31日朝刊掲載)
「平和」と刻まれた石碑は高さ、幅ともに約4メートル。水で汚れを洗い流し、そばの広場の草抜きや雑木の枝刈りにも取り組んだ。清掃後には一人一人が碑前に献花した。
新設した看板は縦75センチ、横100センチ。戦争放棄の条文を改めて掲げた。箕牧会長は「被爆80年を控え、戦争反対の意志を示し続けよう」と力を込めた。
同会の会員数は約150人。高齢化が進み、昨年から被爆2世も清掃に加わる。広島市安佐北区で胎内被爆した同町都志見の農業小里祥子さん(78)は「母を含め亡くなった被爆者の人を思いながら作業した」と話していた。(与倉康広)
(2024年7月31日朝刊掲載)