「世界の記憶」登録目指す広島原爆資料 アーカイブサイトを公開
24年8月1日
広島市と中国新聞社など報道機関6者は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)「世界の記憶」の国際登録を目指す「広島原爆の視覚的資料―1945年の写真と映像」のアーカイブサイトを共同で構築し、31日に公開した。広島で撮影された原爆写真1526枚と動画2本を日本語と英語で紹介している。
いずれも原爆が投下された45年8月6日から同年末までに、被災した市民や新聞・通信社のカメラマン、学術調査に同行したカメラマンたちが捉えた。きのこ雲や廃虚の街、大やけどを負った被爆者、放射線の急性障害と、核兵器使用がもたらす多岐にわたる影響を記録している。資料群、撮影地点、撮影者、撮影時期で分類し、写真はキーワードで検索できる。
市と中国新聞社、朝日新聞社、毎日新聞社、中国放送、日本放送協会、共同通信社がこれらの資料の所蔵や保存活用に関わっており、共同通信社を除く6者で昨年11月にユネスコへ「世界の記憶」候補として共同申請した。平和活動や平和学習、学術研究に活用してもらい、原爆体験の次世代への継承と核兵器廃絶への貢献につなげようと、サイトを開設した。
申請写真は1532枚だが、プライバシーへの配慮から6枚はサイト掲載を見送っている。(金崎由美)
(2024年8月1日朝刊掲載)
アーカイブサイトはこちら
いずれも原爆が投下された45年8月6日から同年末までに、被災した市民や新聞・通信社のカメラマン、学術調査に同行したカメラマンたちが捉えた。きのこ雲や廃虚の街、大やけどを負った被爆者、放射線の急性障害と、核兵器使用がもたらす多岐にわたる影響を記録している。資料群、撮影地点、撮影者、撮影時期で分類し、写真はキーワードで検索できる。
市と中国新聞社、朝日新聞社、毎日新聞社、中国放送、日本放送協会、共同通信社がこれらの資料の所蔵や保存活用に関わっており、共同通信社を除く6者で昨年11月にユネスコへ「世界の記憶」候補として共同申請した。平和活動や平和学習、学術研究に活用してもらい、原爆体験の次世代への継承と核兵器廃絶への貢献につなげようと、サイトを開設した。
申請写真は1532枚だが、プライバシーへの配慮から6枚はサイト掲載を見送っている。(金崎由美)
(2024年8月1日朝刊掲載)
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