互いの原爆被害 両資料館で紹介 広島・長崎 被爆80年へパネル展 初の観光連携 記念品も
24年8月2日
来年の被爆80年と平和文化都市提携50年を前に、広島、長崎両市の原爆被害と復興の過程を紹介するパネル展が1日、各原爆資料館で同時に始まった。平和文化の発信や新たな観光プログラム作りを目指し、来年3月末まで。記念品も配る。両市が観光分野で連携するのは初めてとなる。(野平慧一)
広島市中区の原爆資料館東館地下1階にはB1判のパネル4点が並ぶ。長崎市に投下された原爆のきのこ雲の写真や復元された浦上天主堂、復興した市街地の夜景などを紹介。館内にはキャンペーンをPRするバナーとポスターも掲示する。長崎市の原爆資料館でもパネル4点で原爆ドームや広島市民の生活再建、路面電車が走る市街地などを伝える。
記念品は「80」とハトの絵のキャンペーンロゴをあしらった缶バッジ1万個と手提げ袋7千個を製作。広島市はレストハウス、袋町小と本川小の各平和資料館(いずれも中区)で、長崎市は原爆資料館と永井隆記念館で配る。両市指定の交流サイト(SNS)のインスタグラムをフォローした来館者が対象で、なくなり次第終了する。
被爆80年事業の一環で、両市でつくる観光キャンペーン事業実行委員会が企画した。広島市観光政策部は「両市の平和関連施設を巡ってもらい、それぞれの市民の努力で被爆から復興を果たした姿を見てほしい」と呼びかける。
(2024年8月2日朝刊掲載)
広島市中区の原爆資料館東館地下1階にはB1判のパネル4点が並ぶ。長崎市に投下された原爆のきのこ雲の写真や復元された浦上天主堂、復興した市街地の夜景などを紹介。館内にはキャンペーンをPRするバナーとポスターも掲示する。長崎市の原爆資料館でもパネル4点で原爆ドームや広島市民の生活再建、路面電車が走る市街地などを伝える。
記念品は「80」とハトの絵のキャンペーンロゴをあしらった缶バッジ1万個と手提げ袋7千個を製作。広島市はレストハウス、袋町小と本川小の各平和資料館(いずれも中区)で、長崎市は原爆資料館と永井隆記念館で配る。両市指定の交流サイト(SNS)のインスタグラムをフォローした来館者が対象で、なくなり次第終了する。
被爆80年事業の一環で、両市でつくる観光キャンペーン事業実行委員会が企画した。広島市観光政策部は「両市の平和関連施設を巡ってもらい、それぞれの市民の努力で被爆から復興を果たした姿を見てほしい」と呼びかける。
(2024年8月2日朝刊掲載)