8・6 上下で平和願う 折鶴館 原爆絵本朗読や灯籠作り
24年8月3日
原爆の日の6日、府中市上下町矢多田の「折鶴(おりづる)館」で平和の集いがある。建物を所有するレコード店経営の野田明子さん(83)=同町=が、原爆にまつわる絵本の朗読や市遺族会による講演などを企画した。
午後3時にスタートし、「原爆の図」の連作で知られる丸木位里・俊夫妻による絵本「ピカドン」をスクリーンに映して朗読。市遺族会の野田泰弘会長が「激烈な戦争を振り返る」と題して講演する。平和への願いを絵やメッセージで表現する紙灯籠作りもあり、同館前に並べて同6時ごろに点灯する。
同館は、2019年に野田さんが夫の実家の倉庫を改修して整備。平和記念公園(広島市中区)の原爆の子の像にささげられた折り鶴約10万羽を広島市から譲り受け、はりなどにつり下げて飾っている。
野田さんは「被爆79年の年になっても、ウクライナやガザでは戦闘が続いている。身近な人たちが集まって平和を祈る日にしてほしい」と話している。参加費500円で高校生以下は無料。野田さん☎0847(62)2001。(佐々木裕介)
(2024年8月3日朝刊掲載)
午後3時にスタートし、「原爆の図」の連作で知られる丸木位里・俊夫妻による絵本「ピカドン」をスクリーンに映して朗読。市遺族会の野田泰弘会長が「激烈な戦争を振り返る」と題して講演する。平和への願いを絵やメッセージで表現する紙灯籠作りもあり、同館前に並べて同6時ごろに点灯する。
同館は、2019年に野田さんが夫の実家の倉庫を改修して整備。平和記念公園(広島市中区)の原爆の子の像にささげられた折り鶴約10万羽を広島市から譲り受け、はりなどにつり下げて飾っている。
野田さんは「被爆79年の年になっても、ウクライナやガザでは戦闘が続いている。身近な人たちが集まって平和を祈る日にしてほしい」と話している。参加費500円で高校生以下は無料。野田さん☎0847(62)2001。(佐々木裕介)
(2024年8月3日朝刊掲載)