被服支廠耐震 JV決定 広島県所有1~3号棟 清水建設など
24年8月3日
広島市南区にある最大級の被爆建物「旧陸軍被服支廠(ししょう)」の全4棟うち、広島県所有の1~3号棟の耐震工事の請負事業者が清水建設(東京)と共立(中区)の共同企業体(JV)に決まった。
県は2024~26年度に耐震化工事を予定し、6月に総合評価方式の入札を実施。JVが請負額23億780万円(税込み)で落札した。
県は請負額を28億1千万円と見込んでいたため事務経費などを含めた全体事業費は、想定の2割減の約24億5千万円となる見通し。事業費の半分は文化庁の補助金で賄い、残りを県と市が折半で負担する。
清水建設は原爆ドーム(中区)の保存工事をした実績がある。県都市圏魅力づくり推進課は「近隣住民の安全も考えながら着実に進めたい」としている。
残る国所有の4号棟も中国財務局が6月に入札を実施。清水建設を代表とするJVが8億3500万円(税抜き)で落札し、9月の着工を予定する。(河野揚)
(2024年8月3日朝刊掲載)
県は2024~26年度に耐震化工事を予定し、6月に総合評価方式の入札を実施。JVが請負額23億780万円(税込み)で落札した。
県は請負額を28億1千万円と見込んでいたため事務経費などを含めた全体事業費は、想定の2割減の約24億5千万円となる見通し。事業費の半分は文化庁の補助金で賄い、残りを県と市が折半で負担する。
清水建設は原爆ドーム(中区)の保存工事をした実績がある。県都市圏魅力づくり推進課は「近隣住民の安全も考えながら着実に進めたい」としている。
残る国所有の4号棟も中国財務局が6月に入札を実施。清水建設を代表とするJVが8億3500万円(税抜き)で落札し、9月の着工を予定する。(河野揚)
(2024年8月3日朝刊掲載)