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折り鶴題材に実写アニメ 戸坂中美術部が制作体験 

■記者 鈴木大介

 広島市東区の戸坂中美術部員26人が24日、折り鶴を題材にした実写アニメーション作りを体験した。8月6日に広島国際会議場(中区)である市の青少年向けイベント「ヒロシマの心を世界に2009」の会場で仕上げ、初上映する。

 アニメは折り鶴などを少しずつ動かし、1こまずつ撮影する手法を使う。教室から飛び立った金色の折り鶴が、戦争のない世界を創り上げるストーリーで、上映時間は3分。

 部員は前半部分を担当。80センチ四方の折り紙が鶴になり、窓から飛び立つまでを全250こまに分け、デジタルカメラで撮影した。

 後半部分は広島国際アニメーションフェスティバル実行委員会(中区)が制作。上映当日に会場でラストシーンを撮影し、その場で上映する。

 同実行委がアニメへの親しみを広げるために企画。戸坂中美術部が協力を申し出た。2年の古森彩乃さん(13)は「平和への願いが伝わる作品になってほしい」と話していた。

(2009年7月25日朝刊掲載)

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